2011年11月01日

2011年11月

 先月、ムカゴ採りの話をしましたが、傘バシバシのおかげで大漁収穫となり、
ムカゴご飯やバター醤油いためで秋の恵みをおいしくいただきました。
 ムカゴご飯は米に少しもち米を混ぜ、塩と洗ったムカゴを乗せて一緒に炊くと、
ムッチリした食感のご飯となり、とってもおいしかったです。
 ついでにアケビもたくさん見つけ、若い男性の同僚が近くの木に登り、
こちらも大漁!
 アケビは本来、種を包んでいる半透明のゼラチン状のところを食べるのですが、
本来は食べない白いスポンジ状の部分も短冊に切り、肉と一緒に甘味噌炒めにして、
ほろ苦い自然の味を堪能しました。こちらもとてもおいしくて大好評でした。

 傘バシバシしてると、カメムシやら尺取り虫やらいろんな虫もバラバラ一緒に
落ちて来て、若者男性はキャーキャー情けない声を上げてましたが、カメムシも
ムカゴもアケビも初体験だとかで、いい経験になったようです。

 私はカメムシが結構好きで、成虫までに何度も変わる模様の美しさには
ほれぼれします。
 私の虫好きは職場でも知れ渡っており、夏休みには50過ぎたオバハンなのに
職場(学校です)の仲間に誘われてカブト虫採りにも行くほどです。
 なので、職場で変わった虫をみつけた先生が「名前教えて」と持ってくることも
しばしば。
 先日、ある若い男の先生が「色の変わった奴なんやけど、これ何?」と持ってきた
のですが、「どれどれ」と見た途端、職員室に響き渡る大声を上げて部屋の端まで
跳んで逃げました。
 それは、私の唯一の弱点、ゴキブリ! (名前を書くのも見るのも嫌なので、
以下Gとか奴とかで表します、すみません)。
「もしかしてGが苦手?」
「Gだとわかってて何故持ってくる?!」
「だって色が淡いやろ?新種かと思って…。」
「淡くてもそいつはGやG!!早くトイレに流して!」
「Gが嫌いなん?」
「わーっ、その名前を呼ぶなぁ!!!」
「Gも虫やん。先生の大好きな昆虫やで。カブトムシもGもさほど見た目変わらんのに」
「その名前を連呼するなって〜っ!」
「カブトとどこが違うん?羽の色艶も同じやで」
「カブトは産毛が生えて美しい金茶色、そいつは油ぎった茶色!!歩き方も素早くて
 姑息や」
「はぁ〜? ようわからん区分けやな。とりあえずGやな。なんで色が淡いんやろ。
 食べ物のせいやろか」
「知らんって! 考えたくもないわっ!!」

 以来 私のG嫌いは皆の知るところとなり、私の側に来て床を指差し「あ、G」と
驚かして喜ぶ者あり、ゴム製Gのリアルおもちゃをわざわざ買ってきて私の机に置いて
喜ぶ者あり、(だいたいこんなおもちゃに300円も払うなんて!)、私のノートパソコンの
間にリアルおもちゃを挟み、私がパソコンを開けて叫ぶのを喜ぶ者あり…いたずらの
標的にされ毎日ヒヤヒヤ、心臓が止まる思いです…
 うちの職場はみんなめちゃめちゃ仲良しで、いたずら好きが多くてしょっちゅう
誰かれとなく仕掛けられたいたずらに引っ掛かってはギャーギャー騒いでる賑やかさ
なのですが、私にとったらこんなのいたずらじゃなく命の危機です。
 なので 「私は高血圧やからショックのあまり心筋梗塞で死ぬかもしれん」と皆を脅し、
やっといたずらはおさまりました。
 
しかしなぜ神様はあんなものを作ったのか。人間はなぜ奴のおもちゃなど作るのか。
あんなおもちゃなんか需要ないでしょ? しかもバネで動くタイプまで売ってるらしい。
開発したバカ者 出てこ〜いっ!!

 職場の3匹いたGおもちゃは同僚に頼んでシュレッダーにかけてもらって駆除して
もらいました。ごみ箱に捨てられるとまた誰かが取り出して遊ぶ危険があるので安心
できない。完全にシュレッダーにかけてくれるかどうか5メートルほど離れて後ろから
ついていき (おもちゃとわかってても動きそうで怖いから)、抹殺を確かめたからもう
安心、とりあえずしばらくは大丈夫だと思う。
 しかし職場には本物の生きたGがうようよいるので心底安心はできない…。
 
我が家では20年このかた奴を一度も見たことがない。見た事はないが我が家にはコック
ローチが常時2本ある。しかもその缶には奴の絵が描かれているのでガムテープでぐるぐる
巻きにして絵が見えないようにしてある。
 たとえもし見つけたとしても私は逃げるのが精一杯で、奴に向けてスプレーをかける
なんて度胸はない。
 一時、ホウ酸だんごが流行りましたが、薬剤系は死骸がそのへんに落ちてたらと思うと
怖くて置けない。ゴキブリホイホイなどもっての他、あの小さい箱の中で茶色いGが
山盛りうようよしてるのを見たら 泡吹いて倒れそう…。。
 奴を見つけたら新聞紙丸めて叩き殺すツワモノ女性など見ると尊敬する。尊敬するが、
奴を叩き潰した直後のその人には奴の体液がついてそうで絶対近づきたくない。
 
「あんたもかわいらしいとこがまだあったんやなぁ。向かう所 敵なしかと思てたわ」と
同僚は笑ってますが、私だって怖いもんくらいありますよ。
 同じクラスを受け持つ男性教諭は私と同じ、大の虫好き。だけど彼はカマキリが怖い。
散歩道にカマキリがいると息が止まり動けなくなるらしい。身体が硬直して逃げること
すらできないとか。カマキリの首が360度回るのを見ると卒倒しそうになるんですと。
 カマキリのどこが怖いのか、キレイな若草色だし、カマを振り上げ仁王立ちして睨み
つけてる姿は「ちっこいくせに いっちょ前に威嚇なんかしちゃって、かわいいのぅ」と
思いますが、これをGに置き換えて想像すると、Gがあのテカテカの茶色い手を上げて
立つ姿など、考えただけでこんな恐ろしいものはないです…。
 
生き物はそろそろ冬眠の季節。しかし奴は年中そこら中にいるので私は気が休まらず、
それもまた憎たらしい。虫なら冬眠せんかいっ!

 すみません、つい興奮して汚い言葉になってしまいました…。

 しかも私は同僚にGを見せられて部屋の端まで飛びのいた時に軽いギックリ腰に
なってしまったので、Gへの憎悪はますます膨らむばかりなのでございます…。

2011_11.jpg

「アケビでイタズラ」
 これはアケビの種の部分。これだけ見るとまるで不気味な幼虫のよう。
 これを虫嫌いの同僚の椅子の上に置く。またはコーヒーカップに乗せる。または
たばこを吸う人には、たばこの箱の中に入れておく。たばこを吸おうと開けてびっくり、
大音量の叫び声が聞ける。
 
アケビを採った日に同僚が仕掛けてたイタズラです。何でもイタズラの材料にしてしまう
職場なんです…



posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ