2012年11月01日

2012年11月

一気に寒くなりましたね。
またこたつでうたた寝をしてしまう季節です。
こたつは暖かくて居心地よいのですが、
一度入ると出るのが嫌になり家事がはかどらず。
人間だけでなく猫も入り浸り。
人間も猫も動きが止まり、堕落マシンであります。

ところで、8月に拾った子猫は諦めた頃に貰い手が見つかり、
我が家のキナコもやっと落ち着きを取り戻しました。

今までかれこれ30匹は拾ったり保護したりして、
うち20匹は貰ってもらったでしょうか。
貰い手先は、みんな時々様子を知らせて下さったり、
たまに訪ねてきて下さったりといい飼い主さんばかり。
一度は捨てられた猫たちも、そんな人たちに巡りあえて
今は幸せな猫生を過ごしています。
貰い手が見つからずに我が家で飼うはめになると
「拾わなきゃよかった、また増やしてしまったよ…」
と思いますが、 こうやってちゃんと責任持って飼って下さる
貰い手に引き渡すと「ああ、助けてよかった、また1匹救えた」
と心からホッとします。
とは言うものの、引き渡す時は情がすっかり移ってしまっているので
涙ボロボロ、息子も「うちで飼う! あげんといて!」と
布団をかぶって泣く始末。
なかなか辛いものです。
「あと何回これを繰り返すんやろ…いつまで続くんかな」と言うと、
布団から出てきた息子は、「アンタは死ぬ直前まで拾っては貰い手
探しやってるわ。ええやんか。1匹でもたくさん助けてやれれば。
そういう人がいる事が大切なんや。多分僕もそうなるわ」と
珍しくジーンとくることを言ってくれました。
そういう気持ちを持ってくれる子でよかった、としみじみ感じた
今回でした。

その息子も今 受験生。全く勉強せず、優しい子でよかったと思う反面、
なんでこんな子になったのやら、と落胆する毎日。
私が仕事から帰ってきたらグーグー寝とる!
静かやなぁ、勉強してるのかと思って見に行くとやっぱり寝とる!
「行きたい大学はないのか!」と聞くと
「入れたらどこでもいい」
「やりたいことや将来の夢はないのか」
「別に〜ィ。しいていえばゆっくり生きたい」と言う。
「人生そんなに甘くないでっ!」
「それはそうやろな」
「あんた他人事みたいに言うてるけど自分のことやろが!」
「そうやな」
「今頑張ったらもっといい大学に行けるやないか」
「う〜ん、そこそこでええわ」…
「あんたには覇気とか欲とかないんか」
「欲出すとろくなことないで。分相応がええんや」…
別に名の通った大学だけが全てとは思わないけど、
このテイタラクで社会に出たらどうなるのか、というか
会社勤めができるのか、それが心配の種。
親の心配などお構い無しのダラダラ加減ですので、
親の希望と本人の態度に落差があり、親の行ってほしい
大学のランクを毎月ひとつずつ下げ、もはや諦めの境地で
ございます。
とはいえ寝てる姿を見るたび腹が立ち、一人でイライラ
カッカしてる毎日です。

そのことを私の母に話すと、
「あんたかて 勉強してるかと見に行けばアマチュア無線してるか
寝てるかやったやんか。因果は巡るんや。自分が蒔いた種を
今自分で刈り取ってるんや。親の気持ちは親にならなわからん」
と説教され、どっち向いても私の気持ちは晴れず。

大学の認可が取り消されたとニュースで問題になっている昨今ですが、
今日も勉強せずにダラダラしてる息子にため息をつきながら
「もう大学は期待せん。男を磨いて北海道か九州あたりの自営業の
娘さんをつかまえて一刻も早く結婚して、娘さんの実家で働きながら
暮らしてくれたら一番私は安心やわ」と言うと、息子は
「そんな猫の子拾うみたいに簡単にいく訳ないやろ。オカン
考えが甘いで。責任ある飼い主がすぐ見つかるほど人生甘ないわ」
と訳わからん説教されて、腹が立つやら情けないやら、
ますますヒートアップしてしまう今日この頃なのでございます。




posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ