2012年12月01日

男の料理、お断り!

速水もこみち君をはじめ、料理のできる男が人気の昨今。
若い男性相手の料理教室もずいぶん盛況らしい。
しかし私は、我が家の男の料理に大迷惑しているのであります。

我が家のダンナは机の上のものすら取ろうとしない動かぬ男なんですが、
私の帰りが遅い時に、何を血迷ったか夜ご飯を作ってくれることがあります
(2、3ヶ月に一度だけど)。
これが私には大迷惑。
「作ってくれるだけえらい」と思われるかもしれませんが、
はっきり言ってやめてほしい。

その理由は4つ。
まず、私が仕事から帰ってくると、「ご飯作っといてあげたで」と必ず言う。
この「作っといてあげた」に私はカチンとくるのです。
だってその言い方だと「あなた(私)が作るべきものを僕が作ってあげましたよ」
て事でしょ?なぜ「作ったよ」とか「できてるよ」と言わないのか?
私が作るのが当然の前提と考えてる訳ですよ。
しかし私もそこは大人、「ありがとう、助かるわ」と言いますけど、
内心おもしろくない。

そして、次なる理由はその料理の材料。
私は残業が多いから買い物に行く暇がなく、1週間分の食材を生協でドーンと一気に買う。
作りたいときに材料がないのが嫌なので、鶏肉1キロとか豚肉3パックとかエビ1キロとか
大袋ものを買い込み、調味料も常にストックがないと不安なタイプ。
その材料をダンナは惜しげもなく使う。

鍋を作れば1キロの鶏肉と豚肉1パックとエビ1キロ全部を入れてしまう。
私にしたら鶏肉はあれとこれと、と何日かに分けて違う料理に使うつもりで買ってるし、
エビはフライに天ぷらにとわざわざ高い特大サイズを清水の舞台から飛び降りた気持ちで
買ってるのに、なぜ1回で全部入れる!? 豚肉だけで充分じゃないか!

しかも「どうや、うまいやろ」と何度も私たちに「おいしい」の言葉を強要する。
そして洗しにはゴミと洗い物の山。 トホホ…。
とにかくダンナは後始末をまったくしない。
魚釣りに行っても魚を捌くのもクーラーボックスを洗うのも私。
小アジ100匹とか釣れた日には悲しくて涙が出る。
頭落として 内臓取ってゼイゴ削いで油で揚げて南蛮漬けにして…。
疲れて帰ってきてるのにさらに余分な3時間仕事ですよ。
「釣った魚くらい自分で捌いて」と 一度言ったら、
「めんどくさいから干すわ」と捌かずに3段の魚干し網にテキトーに
突っ込んだので、私が重ならないように広げ直す羽目に。
「干してくるわ」と網をぶら下げ2階へ上がっていったので、
もしやと思い見に行くと、案の定 洗濯物の真横にぶら下げてある。
しかも私の服の隣じゃないか!!。臭いが移るって!

こんな調子で後先考えずにやるもんだから、ダンナが料理をすると
私のイライラが増すだけ。

おまけにその派手な材料いっぱいの豪勢な鍋を息子が喜んで食べるのも腹が立つ。
いつも私の作る料理には「パンチが足りん」とか「華やかさがない」とか文句タラタラ
言うくせに、ダンナの料理はギトギト脂の肉祭りだから高校男子にはうれしいらしい。

そんな訳で、ダンナが料理をすると、冷凍庫は空っぽになるわ お金はかかるわ
台所はしっちゃかめっちゃかになるわで私の怒りのボルテージはピークに達し、
かといって作ってくれたんだし文句は言えず、しかも後先も家計もカロリーも
考えない料理にムカムカしながらも「おいしい」とにこやかに言う自分に
何だかわからぬ苛立ちを覚え、「ほんと男の料理なんて迷惑なだけ」と
思ってしまうのであります。


posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ