2013年04月01日

2013年4月

春です。
今年は長く寒い日が続いたと思ってましたが、ここ滋賀県では
桜は入学式までに満開を過ぎ、強風で一気に散ってしまいました。
今年の満開は遅いかと思ってたのに、植物はちゃんと咲き頃を
間違えずにいるんですね、どうやって気温や季節を知るのかは
わかりませんが、毎年同じ頃に花を咲かせることに感心します。

春は私の好きな山菜シーズンです。
3月の20日頃に、京都の丹波、美山町の田舎にふきのとうを採りに
出掛け、花粉症で目をこすり鼻をぐしゅぐしゅさせながらも
山ほど収穫し、天ぷらにして春のほろ苦い風味と鮮烈な山の息吹きや
香りを楽しみました。

私はこういう独特の香りを持つ ふきのとう・うど・山椒・蕗・
みょうが・よもぎ などの山の産物が大好き。香りが季節の訪れを
感じさせてくれるし、採る楽しみもあって、食卓に並ぶと気持ちが
わくわくします。
そして、春は花盛りの季節。あちこちの庭先にいろんな色が溢れていて、
散歩も2倍楽しい。
そういえは、私が小学1年生の入学してすぐの頃に、先生から
「何の花が好き?」と聞かれ、みんなが「バラ」とか「ひまわり」
とか華やかな花を言う中、私だけが「鷺草」と答えてみんなから
「何それ〜!?」と言われたことが…。さらに「春の花といえば?」
の問いに、みんなが「チューリップ」「たんぽぽ」と答える中、
「おおいぬのふぐり」と言い、「何それ、変〜!」と笑われ、
いきなり疎外感を感じたことがありました。
さらにさらに「夏の花と言えば?」の問いに「なでしこ!」と答えて
先生から「それは秋の花です」とダメ出しされたので、「夏に川に
泳ぎに行ったらいつも帰り道の山に咲いてた」と勇気を振り絞って
反抗したのですが、「なでしこは秋の七草だから秋です」と却下され、
ものすごく納得いかなかったことを未だに覚えています。
鷺草、撫子、すみれ、おおいぬのふぐり、ネジバナ、山吹、かたくり、
都忘れ… そういえば私の好きな花は山野草ばかり。
野山やたんぼの畦道にひっそり咲く姿、美しい色、
なんともいとおしくて大好き。
職場の仲間にこの小学生時代の話をした時、彼女は「そりゃ答としては
不正解や、普通は花屋に並んでる花を答えるもんや。教師が生徒に
「春の花と言えば山吹やいぬふぐりですよ」とは教えへんやろ。
それにしてもあんたがそんな地味な花が好きとは、イメージ違うわ。
雑草系のたくましさという点ではイメージ通りとも言えるけど」と
言われてしまいました。
なるほど、私の答えは設問に対する解答として正しくなかったのか、
と50年近く過ぎて初めてあのモヤモヤした疑問に納得いったのですが、
入学したてでいきなり「あんたおかしい」と言われたことは
私にはけっこうトラウマで、しばらく怖くて先生に何か聞かれても
答えられない日々が続いたものです。

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さて、春は別れと出合いの季節でもあります。
我が職場の虫好き仲間の40代同僚男性も異動となり、私の遊び相手が
いなくなりました。学校の教師から県の事務職へ。彼に「新しい仕事は
楽しいか?」とメールしたら、たったひとこと、「助けてー」との返信。
絵文字もなし。苦しんどるなぁ…。

新しい環境というのは期待より不安の方が大きいものですね。
新しい出会いの中で見つかるかもしれないステキな友人や発見や
人生の師にたどり着くには、多くの気苦労や気遣いを重ねなくてはならないもの。

私も、新しく我が職場に異動して来たり入ってきた人たちの中で、
人生の師になるような知識や経験の引き出しの多い人との出会いを期待して
いましたが、「人生は体力です!」的な体育会系新人たちがまたもやたくさん
入ってきて、キヤピキャピワイワイした雰囲気に反し、なんだか
暗〜い気持ちになっているこの頃なのでございます。


posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ