2013年05月01日

2013年5月

楽しみにしていたゴールデンウィークも終わってしまいました…。
また仕事が始まり、しかも次の連休まではほど遠く、楽しみにする
張り合いがなくなって気分はどんよりです。
4月から私も担任するクラスがガラッと変わり仕事量が倍増。
毎日8時9時までの残業続きです。
今までは身体に障がい(最近は障害とは書かずに障がいと書きます)
を持っている子どもたちのクラスでしたが、今度は自閉症とか
アスペルガーとか多動性障害など、人とのコミュニケーションに
難しさを持っている子どもたちのクラス。
彼らはだいたいが普通小学校に通って、いじめに合ったり人と
うまくやれなかったりで苦しんだ末、支援学級に移り、そして
中学進学で養護学校に来る人たちが多い。
中学に入った頃にはすっかり自分に自信をなくし殼に閉じ籠ったり
屈折したりしてる。
昨今はいじめ問題が大きく取り上げられますが、小学生に障がいを
理解せよというのもそれはそれで難しいと思う。しかも、見た目には
何ら自分たちと変わりない訳で、普通に話しもできる。だからこそ
コミュニケーションが取りにくい障がい者は仲間外れにされる。
いくら先生に「彼らはなかなか感情の折り合いがつかなかったり
するんだよ」と言われても、自分たちだってまだまだ幼くて感情の
折り合いがつきにくいお年頃。他人を深く思う気持ちには達してない
だけに、大人でも理解しにくい障がいを理解せよというのも難しい。
そして、幼いということは、ズバッと直球でものを言ったり、
残虐であったりします。
だから、障がいを持つ子どもたちが過去に受けた心の傷の話を聞くと
それはそれは壮絶なんです。
そんな過去を持って来たデリケートな子どもたちなので、会話や対応
にも気を使います。
だいたい私はガサツだし大雑把。考えるより動く、何でもエイヤで
やってしまうアバウト人間なだけに、順を追って丁寧に説明して
気持ちに寄り添って一枚づつ殼をはがして心の引き出しを開けていく…
というのが一番苦手なタイプ。
それでも子どもたちになんとか自信を取り戻してほしい、人との
関わりかたを学んでほしいと日々頑張っているわけで、ハンパない
気遣いに疲れ果ててる毎日です。

そんな私の初の息抜きとなったゴールデンウィーク。とはいえグ
チャグチャになってる家の片付けやら植木切りやら草引きやらで
大半がつぶれましたが、日曜に母に誘われて空き家となってる
美山の家に行ってきました。
祖母が亡くなってから閉めっぱなし、家の戸は冬の雪の重みで
ゆがんでしまって開かないし、カメムシだらけだし、何より
維持費がたまらん。村社会は何をするにも「みんなで労働」。
墓への道掃除に山の芝狩りに川への道造り、毎月どこかの掃除が
ある(これを日役と言います)。
さらに、神社の祭りに寺の行事…住んでなくても家があるから
呼び出しが来る。
行けない場合は金を払わねばならんのです。
そして、住んでなくてもガス・水道・電機代に自治会費、
植木切りに庭の草刈り(隣のたんぼに草が進出するから定期的に
草刈りを頼まねばならん)の代行費用、家があるというだけで、
毎月3万は軽くかかるのです。
母と「近くのユースホステルに泊まるほうが安上がりやし気楽やわ、
あんなボロ家 売ろか」と話してるけど、過疎地で不便極まりないので
買い手もない。今回の田舎行きも家周りの掃除が目的なので「めんどくさ」
とぶつぶつ言いながら行きましたが、今は大好きな山菜採りのシーズン。
山菜採りが好きなのか、山や野原のきれいな風景の中でほっこりするのが
好きなのか、とにかく山や田舎道の風景の中にいると、私はものすごく
癒されます。
春の里山は美しい。 庭にはピンクや白の花の木々が咲き乱れ、藤の花が
新緑の山々や川べりに広がり、絵葉書のような美しさ。
耕運機が掘り起こす土から出てきた虫を食べようとサギが耕運機の後ろを
ついて歩いてる姿なぞこのシーズンならでは。何時間でも見ていたい。

朝9時に家を出て10時に着くはずが、途中でこごみやワラビを見つけては
摘みーの、道の駅を見かけては入り野菜をしこたま買いーの、地元食材を
使ったレストランでご飯食べーの、寄り道ばかりして着いたら3時!。
掃除なんかしてる暇ないし! しかも、かがんだ姿勢で山菜採りまくりで
腰痛いことこの上なし。
掃除するパワーなぞ残っておらず、テキトーに外の落ち葉を掃いて掃除終了。

袋いっぱいの山菜に満足感いっぱいで帰路につきました。
山菜は採るのは楽しいけど後が大変。何度も洗って、重曹で茹でて一晩置き、
次の日に何度も水を換えてアクを出し、御近所に配りました。

春の香り、山の恵みはやっぱりおいしい。
道の駅で買った団子やよもぎ餠に鯖寿司も並べ、「これがあるから
田舎行きはやめられない。家を売るのはやっぱりやめとこ」と
思い直してしまうこの季節なのでございます。

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田舎の我がボロ屋

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地元野菜のサラダいろいろ。
バイキングは手作り感いっぱい、
どれも野菜がふんだんに使われてて
最高でした。猪肉の鍋もあった。

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丹波の食材が並ぶレストラン。
この日はバイキングでした。
道の中にあります。
お椀は黒豆のお蕎麦。
歯ごたえがあって旨いのです!


posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ