2014年04月01日

2014年4月

3月半ばまでは雪もちらちらと降り、いつまで冬が続くのだろうって
感じだったのに、急に春めいてきました。
我が家の猫の額のような庭にも、職場の同僚から3年前に
株分けしてもらったクリスマスローズが初めて花をつけました。
同僚からは「白」と聞いてたのに、なんやらどす黒いピンク色。
同僚に言うと「家主の性格を反映してるんちゃうか」と失礼な事を言われ、
毎日「白くなれ」と念を送っているこの頃です。

世間は消費税アップ前の駆け込みの買い物で、
どこのスーパーもデパートも電気屋も賑わっていたようですが、
我が家は関係なし、金もなし、でいつも通りの3月末でした。

TPPも膠着状態のようで、最近はニュースでもな〜んも言わないし、
PM2.5か花粉かわからんが、くしゃみまみれの日々に、
PMも花粉も放射能ももう何でもありの時代やなぁと諦め状態であります。

ちょっと前に 「琵琶湖オオナマズからPM2.5がけっこうな量検出(数値忘れた)。
でも食用じゃないから大丈夫さ」みたいなことをニュースで言うとりました。
「なんでオオナマズから?」と思ったら、水面に落ちたPMをプランクトンが食べ、
そのプランクトンを小魚が食べ、その小魚をデカイ魚が食べ、
結局琵琶湖の生態系トップの琵琶湖オオナマズに蓄積される、ということらしい。
ほんまに中国、ええかげんにしてほしい。

そういえば遺伝子組み替えのニュースも全然見なくなりましたが、
詳しい人から聞いたところによると、アメリカの遺伝子組み替え作物を
一番輸入してる国は中国、だけど個人が食べてる量のトップは日本なんだとか。
私は買い物する時にはわりと表示を見て買う方なんですが、
「遺伝子組み替えでない」と書いてあるものがほとんどのような気がするのに、
どこにそんなに入ってるんだろうと聞いたところ、「油」とのこと。
加工食品もお菓子もみんな油を使って作る、その油(大豆)が大きいらしい。
そのままの大豆じゃなく何かに加工されたり鶏や豚や牛の飼料となったりで、
避けてるつもりでも実はいっぱい食べてるというところでしょうか。
こちらも生態系のトップの人間に蓄積されていくのかもしれません。
アメリカでは93%の大豆が遺伝子組み替えだそうで、バンバン輸出したい
アメリカに対して不安な EU は 「遺伝子組み替え作物は輸入しない」との
姿勢だったために訴訟になり、結果 「遺伝子組み替えが危険という
科学的根拠があるわけじゃなし 禁止できひん。
アメリカの勝ち!」となったようです。
「ほれみろ、安全じゃ!」とアメリカは強気ですが、そのアメリカさえ
自国民の主食である小麦は遺伝子組み替えにしないらしい。
ようわからん私でさえ、なんじゃそれ!? と思うよ。
訴訟で「輸入せぇ」と言われたEUは、「せぇと言われてもヤなもんは
ヤだもん」と、こちらも強気、なかなかオモロイやり取りです。
遺伝子組み替えに詳しいその人は、「もう安全面だけでは戦えない。
生態系への影響や種の独占という視点も加えないと」と言ってられました。
結局、なにもかも経済論理優先で進んでいく時代なんやなあ、と貧民で
知識もない私なぞには 「もう好きにして」状態です。息子や娘に至っては
「なんすか それ?」状態。若者にはさらにチンプンカンプンですよ。

その無関心娘と息子が最近ハマッてる漫画が、実は「農と食」を
さらりと描いたもの。
ちまたでも すごく売れててコンビニにも置いてあるらしい。
「銀の匙」「百姓貴族」(この2つは作者同じ)、そして「もやしもん」。
「銀の匙」は北海道の農業高校を舞台に食と酪農をテーマに描いたマンガ。
面白いし感動するし深い。さらりと、でもけっこう酪農がわかるもの。
「百姓貴族」は北海道の半農半酪の家で育った作者が、その様子を
面白おかしく描いたマンガエッセイ。こっちも農家の普通の暮らしが
かいま見えてオモロイ。
「もやしもん」は、菌が見えてしまう農大生が主人公。
菌やら農やら発酵やらの知識を織り混ぜた一風変わったマンガ。
これもなかなかのものでした。

こういうふうに、「漫画」という入り口から農や食を知るのはいいなぁ。
私でもとてもわかりやすい。
全くTPPも遺伝子組み替えもマンガの中では出てこないけど、
なんとはなしにそれがいいことなのかよくないのか、
ちゃんと考えなあかんなぁ、と思わせてしまうものなのです。
たくさんの若者がこの漫画を読んで、食と農に関心を向けてくれるといいな、
と思いながらすっかり私までハマッているのです。


posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ