2015年05月01日

2015年5月

ゴールデンウィークも何もせぬまま終わろうとしています(泣)。

世間は温泉だの海外だの北陸新幹線だのと、よろしいなぁ…お出かけニュースを見る度に どこも行かない自分に焦り、うらやましく思い、渋滞のニュースを見ては「ほれ見ろ、連休中に動くからじゃ」と、自分を慰めてる次第。
でもさすがに最後の今日ぐらいどこか行かねば何もイベントがないままに寂しく連休が終わってしまうやんか、と焦ってる訳です。

とはいえ、決してグウタラしてたのでもなく、土日は母の介護、月曜日は伸び放題の金木犀と蝋梅をバッサバサに切り、草引きもして、冬服や敷物などを洗濯しまくり、火曜は持ち帰りの仕事をしながら 掃いた尻からバラバラ落ちるサクランボ掃除をしてたので、アッというまに連休も終盤になってしまったって感じ。
しかも連休前に重度の肢体不自由の生徒を持ち上げてトイレ便座に座らせる介助をしてる最中、背中の右側の筋がコブラ返りを起こし、抱えてる生徒を放す訳にいかずコブラ返りのまま耐えてたもので、生徒を車椅子に抱えて戻した後も どう回してもヒネっても痛みが取れず、さらに治らぬ中でいろいろとやったもんで未だにスッキリしない。腰をひねるたびに「アイタタタ」とか「ウヘッ」とか情けない声が出る始末。悲しい連休…。

でも、和室の窓まで枝が迫って圧迫感ハンパなかった金木犀がスッキリしたので、ちょっと嬉しい。狭い庭に光がさし、窓の傍で外を眺める猫が金木犀の上を見上げてる姿に、私も寝転んで同じように見上げ、「ああ、空は青かったんだんだよね」と猫に語ってると、何とも幸せな気分になる。 50を過ぎた主婦の幸せなんてこんなささやかなもんなんですよ、ホントかわいそう。

せめてなんぞ美味しいものでも作ろうと思って冷蔵庫を開けるが、なんもない。
買い出しに行くとどこもかしこも焼き肉フェア。ゴールデンウィークは焼き肉がメジャーらしい。
すぐ近くの川でも点々とバーベキューグリルを広げた家族連れや若者達がいい匂いをさせて肉を焼いてる。
匂いだけでご飯3杯はいけそうな煙。しかしゴールデンウィーク明けには川岸はゴミ三昧。
片付けて帰れよ!! 川で網を洗うな!! マナーを守れぬ奴らは接岸禁止じゃ!!と車で走りながら窓がきっちり閉まってるのを確認して叫ぶ(小心者)。
他人の楽しみを妬んでいては自分が歪みそうなので、さすがにこれではイカンと、痛い腰をさすりながら子どもに「ランチ行こ!たまには一緒に付き合ってよ」と誘いました。
「俺、3時からバイトやし無理」と言う息子に
「ランチやから3時には間に合うやんか、行かないなら猫をお風呂入れてもらうで」と脅し、
「やだ〜…ぐうたらゴロゴロしてたい」と汚い部屋で寝転びながら言う娘に
「そのグウタラ姿を写真に撮ってネットに載せてやる」と脅し、
気乗りしない2人を連れて近くのベーカリーレストランに出掛けました。
以前から行きたいと思ってたレストランは、着いたら45分待ち。
常に泳いでないと死ぬ回遊魚のような性格の私が45分もじっと座って待つなんて無理。
「別のとこ探そ」と言うと娘が
「こんな日の昼時に予約せずに行ってもどこも無理やって。名前書いておいて、その45分の間に買い物を済ませて戻れば丁度呼ばれる時間になるし、効率的やん」
と言うので、その案に乗りました。
近くのスーパーでしこたまお菓子を買わされてレストランに戻ると「次にお呼びします」とジャストタイミング。
ところが! 客は3、4組会計を済ませて出て行ったのにちっとも呼ばれない。見渡せば空席が5つもあるぞ!お腹も減ってイライラ度140%。今か今呼ばれるかと待ってても気配なし。
「どないなっとんねん」と店員を見ると優雅にお喋りしとる。
「空席あるやろが! あんたらの頭も連休中かいっ、働かんかいっ!」
とボソボソ聞こえぬようにつぶやく。
娘が「やめてよ、もう。堪え性ないんやから。あんた教師やろ?」と言う。
「職業関係ない。客を待たせてしゃべっとるとは何や、教育がなってない!」
「別にええやん。夜まで待たされる訳やないし」と息子はお気楽。
ひとしきりお喋りが終わった店員がやっと名前を呼んでくれて席につきました。
しかし席に着いてもなかなかメニュー持って来ない。
「どないなっとんねん、この店!」イライラ160%。
やっと水とメニューが来て、店員がたいそうな説明をしてくれる。ランチメニューは、海の幸のスパゲティかピザか近江鶏肉のグリル何とかソース添え、の3種の中から選び、パンとサラダとスープとソフトドリンクがバイキング形式でつくらしい。
娘と息子はスパゲティを、私は鶏肉を注文してしばし待つ。来ないよ!!
仕方ないし、先にサラダとスープとコーヒーとパンを取りにいく。パンは薄く薄〜くスライスしたレーズンパン、胡桃パン、フランスパン、小さな丸いチーズパン、紅茶パン、など6種類ほど。一枚ずつ取り、席に戻って食べる。
スープもサラダもパンも食べ終えても来ないよ、メインが!仕方ないからもう一回バイキングコーナーへ行き一通り皿に盛る。
2回目も食べ終えてしまっても、まだメイン来ず。
さすがに子どもたちまで「何なん、この店、回転悪すぎ。もうお腹膨れてきたわ」
と文句を言い始めた頃にやっとメイン登場。
娘「海の幸のスパゲティって、海の幸、海老だけや」
私「その透き通ってるの、イカやろ?」
息子「そやろな、海老だけで海の幸なわけない」
娘「これイカちゃうわ、玉ねぎや」
息子「ナイわ〜…」

私の鶏肉はというと、 皿デカイのに鶏肉悲しいサイズ…。いいけどさ、もうパンだけでお腹いっぱいになってたし。

結局3人でお会計4,500円也。
満腹だけど満足感なし。でもイライラは収まりました。

店を出て子どもたちに「悪かったな、無理に付き合わせて」と言うと、「まぁそんな時もあるわ。当たり外れはあるもんや」と冷静なものでした。

家に戻り、「さあ、猫をお風呂入れるし手伝ってや」と言うと
息子「え〜っ!?、行っても行かなくても結局お風呂入れなあかんのか!」
と予想外とでも言わんばかり。
「行かなければアナタが入れる。行けば私が入れるのをあなたが手伝う。大いに違う」と言うと
息子「あ、バイト、間に合わへん」と逃げる。
私「まだ1時間あるやん、充分できる」
息子「連休最終日やし、早めに行かなければ。後はよろしく〜」
娘「は? 私!? なんで今なん。食べた後1時間くらいゆっくりしたい」
聴く耳持たぬ私は猫を担いでお風呂場へ。

「もぉ〜っ、母さんほんまイラチ(気が短い)やし!」との娘の文句は、シャワーをかけられギャーギャーわめく猫の声に消され、隙を見て必死で風呂場から逃げ出したズブ濡れの猫をワーワー言いながらタオルを広げて追いかけ回す娘の姿に笑いが止まらず…。

こういう 何気ない光景がいいんだぁ。旅行だけが休日の過ごし方じゃないし、世間を気にすることないやとほっこりした幸せを感じる私なのでした。

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posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ