2015年08月01日

2015年8月

毎日たまらん暑〜いっ!!

皆様お変わりなくお過ごしですか?

エッセイを6・7月と飛ばしてしまい、申し訳ありませんでした。
6月7月、毎日ツバメの母をしており… やっと巣立ったので解放されて自分の時間が戻ってきました。

以前のエッセイでも書いたように、学校にコシアカツバメの巣がいっぱいあるのですが、生徒が巣を壊してしまったり気の早いヒナが早めの巣立ちに失敗したりで、次から次にヒナが私のところへ持ち込まれ、ペットショップにミルワームを買いに走り〜の、ピンセットで口に蜘蛛やミルワームをやり〜ので、朝から夜まで仕事しながら母ツバメの代打をしてました。

ツバメは巣から落ちて人間が触ると、巣に戻しても親はもう育てないらしい。
しかも生徒が触りまくってぐったりしたヒナは今にもヤバい状態。
蜘蛛を水に塗らして口元に運び、口を開けぬなら無理に開けて餌を突っ込み、しょっちゅう面倒を見にゃならんのです。
朝、私とともに家から登校し、私と拾った生徒とで世話をする。生徒には「拾った(巣を壊した)責任上、ヒナが巣だつまで面倒を見なアカン!」と、必ず付き添わせ、夜はほっとけないので私が家に連れて帰り家で息子や娘と世話をする。
巣だつ前のヒナなら何とかなるが、小さいのは大抵は死んでしまう。
ツバメは渡り鳥なので巣立っても集団で生活するから、何とか群れを意識させとかねばならない。なので、時々巣のあった場所に置いて仲間を見せておくのですが、面白いもので教室の隅っこや我が家に置いておくと鳴かないのに、巣のあったベランダに持っていくと急にスイッチが入ったようにピーピー鳴くんです。
空気を感じるのか巣から見てた景色を覚えてるのかはわかりませんが、ツバメのようなちっこい脳ミソにもちゃんと記憶の力があるんだ〜と驚かされます。

そんなこんなで何とか数匹を巣だたせて母の役目がやっと終わったところです。

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急に自分の時間が戻ってくると何をして良いのか手持ちぶさたになり、でドラマを探していたら「ルーズベルトゲーム」という過去のドラマにどっぷりはまってしまいました。

小さな会社が大企業の思惑に飲み込まれ、倒産寸前の危機になりつつも諦めずに奮闘する、そしてその会社が持っている野球部も廃部の危機になりながらも、その大企業の野球部に戦いを挑んでいく、逆転ホームランの物語です。
なんやら「倍返しだ!!」の半沢直樹ドラマの匂いがするなぁと思ってたら原作者が同じ、池井戸潤さん。池井戸潤さんの話は必ず最後に善は勝つのでどんな苦境でも安心して見てられるから良いわ。

大切なものは金じゃない、人なんだという話は半沢より数段おもしろかったし、半沢の時は「さすがにないやろ、そんなことは」というシーンもあったが、ルーズベルトゲームにはリアリティーがあった。

だいたい日本人はこういう「小が大に立ち向かい、諦めずに何度も挑戦する」勧善懲悪ストーリーにはDNAが呼び覚まされるようです。
私くらいの年になると、また企業や組織にいると、不条理なことを不条理だと思っても「仕方ない、それが社会だ」とすぐ諦めてしまう。
昔はトラブルにぶち当たっても、「負けるもんか!! 逆境にこそ燃える私!!」と立ち向かう強さがあったけど、いつしか苦しい山を乗り越えるパワーがなくなってしまった。
我が息子など、壁にあたればすぐ逃げて別の道に行こうとする。 そんな生き方ではやっぱりあかんのや、投げたらあかん、と久々に思い直せるそんなドラマでした。
野球オンチ、野球全く興味なしの私が必死で応援し、勝ったら声を上げて泣いてましたよ。 たかがドラマなのに。しかもドラマ嫌いなのに。

私もまだまだ頑張ろう!! と思い直し、取り合えず夜ご飯を作ろうと冷蔵庫を開けると、真正面にどーん!とデカイ袋が入っとる。
なんやこれは?と見てみると袋には「プロテイン」と書いてある。
ゲーム三昧の息子に「何やの?」と尋ねたら
「プロテインやん」
「だからなんのために?」
「筋肉つけるため」
「筋肉て、運動せえよ」
「手っ取り早くつけたい」
「筋肉つけて何を目指すんや」
「目指すって?」
「アンタはどこを目指してんのや」
「8月29日」
「は?」
「海行くし」
「へ?」
「かっこいい肉体美かな」
「…」

努力もせず、しかも1ヶ月足らずで筋肉をつけようとする泥縄、プロテインで筋肉作りとは、あ〜情けない!!

今、子育て中のお母さんたちに声を大にして言いたい。
小さい時からスポーツをさせないといかん。試合に負けても「次に勝つんだ!」と、目標に向かい合う姿勢、へこたれない根性、何度も挑戦する向上心はスポーツから生まれるんだよ(きっと)。
あなたは「プロテインで筋肉つけよう」などという息子を育ててはいけません!!
ツバメだって飛ぶ練習を何度もして、ちょっとずつ飛距離を伸ばして、「これだ!!」という上昇気流に乗って巣だっていくんです。
学校で飛び交うツバメを見ながら息子を思い、「あんたらの方が偉いわ。筋肉も自力でつけてるもんなぁ」とつぶやいている私…。
現実はドラマのようにはいかず…。
なんだかモヤモヤするんだよ〜っ!!という毎日でございます…

posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ