2019年01月23日

2018年10月

先月も先々月も、クーラーや携帯会社の悪口を書いてしまい少し反省。
システムを理解できてない私がそもそも悪いのは重々承知、そこを認めたくない愚痴でございまして、ちゃんと一般人レベルまで理解できるようにしとかなあかんなと感じるこの頃です。

というのも、ここ半年ほど携帯に、「請求書送りました」とか、「添付ファイルに見積書あり」みたいなメールがよく届き、支払わないとあかんものなどないのに何なん?と思うことがよくあります。
娘や息子の携帯には「そんなん届かない」そうで、息子は
「返信するなよ、絶対!! あんた、オレオレ詐欺に一番ひっかかるタイプや。以前に【アドレス変えました】メールに返信したから【こいつアホやし騙せるで】って情報広がってんねんで。母さんみたいなタイプなんて言うか知ってる?」
私「なんていうの?」
息子「自業自得。あ、ちがうか、時代錯誤?ん? 馬耳東風? 唯我独尊? なんかピッタリこんな。そういう四文字熟語何? アンタそういうのは得意やん」

上から目線、腹立つ〜……
私「疑ってかかれ、みたいなご時世になったんや、と悲しく感じてしまうわ」
息子「それは違う。情報を正しく選択しろと言うてるだけや。」

結局私は携帯やパソコンに流れてる不特定多数の情報を取捨選択するのが弱い。取り扱い説明書にも弱い。というか、書いてある内容がさっぱりわからん。あんなカタカナと専門用語いっぱいのものは、基礎知識がある人に対する上級者用説明書であって、ゼロからスタートの初心者用じゃないわ。
そこはダメダメだけど、自然や人との関わりのや日々の暮らしの中で体験したこと、共感したことを自分の知識として積み重ねてきてるからそういう知識はめっぽう強い。ただ見ただけの情報はなかなか知識として残らないんだと思う。
対して娘や息子の世代は目から情報を得るのが主流だから、日々その訓練をしてるようなもので、機械から得たものを記憶や知識として積み重ねることができる。その違いなのかな、と思っています。
あまりの言われように反発してそう息子に返すと、
「ふ〜ん。身についた知識と目にした知識は違うと言いたいわけ?」
「どっちが上とかじゃないんだけどさ、私ら世代は心で感じないと記憶に残りにくいわけよ」
「は? 目から入った情報も身体で覚えた情報も、結局脳が処理するんやけど。だいたい身体で覚えるとか心で感じるとか、そもそも全部脳の仕事やけど。」
「目から入った情報はなんか浅い気がする。心で感じたり実際体感してこその深みがあるはず」
「あんたの言う<心>てどこにあるんや。心臓か? 」
「心臓じゃないけど…いわゆるハートっちゅうものよ」
「抽象的」
「だーかーらー、心で感じた記憶はアンタらには負けませんと言いたいわけよ。携帯情報には弱くても」
「はいはい」
「わかってくれた?」
「つまり目だけでは脳がインプットできず、別の身体のパーツも使わないと脳の回路がつながりませんということやな」
「はぁ? そんな不具合みたいなもんじゃなくて」
「そういうの、なんて言うか知ってるか?」
「苦手?」
「老化」
「なんだと!?」
「いやちがうな、老化は以前できてたことが年取ってできなくなることや。元からできてないんやし老化やないわ。欠落?」
「不慣れによる不得意です!」
「何にせよ、フィッシングメールがあんただけに来るってことは、アンタは世間に認られめた【すぐにひっかかるカモ】ってことなんやから気をつけな危ない。人を信用するなとは言うてない、人を見極めろと言うてるんや」

オレオレ詐欺がいつまでたってもなくならないのは、世の中にいい人が多いからなんですよ。「助けて」に応えようとする人がまだまだいるからなんです。そういう良心を逆手に取る詐欺はホント許せん!!

そういえば、大坂の刑務所を脱獄した受刑者が四国まで逃げて捕まったニュースがありました。「顔も見てるのになぜ気がつかなかったんだ!!」と言う人もいるけど、役所でサイクリングのプレートを作ってもらい御礼を言いに再度訪れたり、親切にしてくれた人に御礼の手紙まで渡すなんて、そんな儀礼をつくす丁寧な人が逃亡中の犯人だなんて誰も考えないよ。絶対好青年と思うもん。だからみんな信用してしまったんだろうなと思う。
騙されるなよ! と怒るのはごもっともだけど、騙される人がいるってことは、まだまだ優しい世の中なんだな、とも思う。

息子もそこは同意してくれるだろうと思ってそう話すと、
「その四字熟語、ピッタリなのがあるで」
「何?」
「自己弁護」
「なんだとー!?」
「騙された私は悪くないと言いたい訳やろ?」
「なんで伝わらないかなー、騙される側は悪くないと言ってるんじゃなくて、騙されないよう気を付ける意識を持つことは必要やなんやけど、でもそういう善人がまだまだいるからこそ騙す人が存在する、みたいな?」
「わかった」
「やっと伝わった?」「つまり」
「つまり何よ?」
「自画自賛」


posted by 安楽満 帆志 at 09:28| Comment(0) | エッセイ
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