2015年11月01日

2015年11月

えらく寒い日が続いたかと思えば急に暖かかったりと、初秋なんだか晩秋なんだかわからず、寝てても毛布を被ったり蹴飛ばしたりしている毎晩ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

我が学校も文化祭が終わり、やっと一息ついたところです。
秋はイベント目白押しで、老体には堪えます…。
しかも、数年後に特別支援学校では特別支援の免許がないと働けないという制度に変わったために(今までは理科や英語など、教科の免許があれば働けた)、50を越えたというのに新たに特別支援の免許を取るべく5万も払って通信講座を申込み、毎日勉強に追われる日々。
と言うか、気持ちは追われてるけど、全然勉強進まず。仕事から夜8時頃に帰ってきて、夜ごはん作って洗濯してお風呂入ってベットに入ってパソコンを開き、ネットで通信講座を開く。 5分で意識モウロウ。ネット講座は映像もなく音声が流れるだけ。難しい特別支援の歴史だの何だのを説明する先生の講義はお経のように耳の上を通りすぎ、パソコン開いて10分後には爆睡。な〜んにも頭に残らずページも ち〜っとも進まんのです…。
朝に「あ〜また寝てしもた…明日こそは」で、もう2ヶ月が経ってしまいました。
ただでさえ記憶分野の能力がダダ落ちなのに、間に合うのか私!?
「誰か私にカツを入れてくれ〜!!」と叫びたい。
土日にやりゃいいじゃん、と思うでしょ? できないんだなぁそれが。
机の前に座ってパソコンを開く。講義スタートして10分で気が散る。
「サツマイモあったし、スイートポテト作ろうっと」とか、
「おいしい紅茶でも入れて聞こう」とか、ついつい椅子から立つ。
立ったら次々違うことしたくなる。

友人曰く「逃げやな、それは。現実逃避や。無理やで、もう諦め。
試験1月? 無理無理。正月でさらにヤル気ダウンや」
とカツ入れるどころか落としにかかる始末。
娘に「お母さん、偉そうに私にいつも言うやん、『毎日、時間を決めてやる! ここまでやるまで寝ないぞという覚悟でやりきらないと人間は堕落するばっかりや。計画どおりにならんと気持ち悪いくらいの習慣づけをしろ』と言うくせに。どの口が言うてんねん、自分はできてへんのに。」
と言われ、返す言葉もございません。
さらに「試験結果、楽しみやわ〜。落ちたら思いきり言うてやる、倍返しや」と、半沢直樹かよっ!

「秋っちゅう季節がアカンのや。食べ物はおいしいし、夜は寝やすいし、快適な季節が悪い」
と、理屈にもならぬ言い訳をしたものの、とにかくなんとか受からねば沽券にかかわるわけで、今日こそはやりきるぞ、と決意し…決意しても自信ない。もはやパソコン開かなくても分厚いテキストを見ただけで「明日にしよ」と思ってしまうダメダメな私に成り下がってしまっているのです。

posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ

2015年08月01日

2015年8月

毎日たまらん暑〜いっ!!

皆様お変わりなくお過ごしですか?

エッセイを6・7月と飛ばしてしまい、申し訳ありませんでした。
6月7月、毎日ツバメの母をしており… やっと巣立ったので解放されて自分の時間が戻ってきました。

以前のエッセイでも書いたように、学校にコシアカツバメの巣がいっぱいあるのですが、生徒が巣を壊してしまったり気の早いヒナが早めの巣立ちに失敗したりで、次から次にヒナが私のところへ持ち込まれ、ペットショップにミルワームを買いに走り〜の、ピンセットで口に蜘蛛やミルワームをやり〜ので、朝から夜まで仕事しながら母ツバメの代打をしてました。

ツバメは巣から落ちて人間が触ると、巣に戻しても親はもう育てないらしい。
しかも生徒が触りまくってぐったりしたヒナは今にもヤバい状態。
蜘蛛を水に塗らして口元に運び、口を開けぬなら無理に開けて餌を突っ込み、しょっちゅう面倒を見にゃならんのです。
朝、私とともに家から登校し、私と拾った生徒とで世話をする。生徒には「拾った(巣を壊した)責任上、ヒナが巣だつまで面倒を見なアカン!」と、必ず付き添わせ、夜はほっとけないので私が家に連れて帰り家で息子や娘と世話をする。
巣だつ前のヒナなら何とかなるが、小さいのは大抵は死んでしまう。
ツバメは渡り鳥なので巣立っても集団で生活するから、何とか群れを意識させとかねばならない。なので、時々巣のあった場所に置いて仲間を見せておくのですが、面白いもので教室の隅っこや我が家に置いておくと鳴かないのに、巣のあったベランダに持っていくと急にスイッチが入ったようにピーピー鳴くんです。
空気を感じるのか巣から見てた景色を覚えてるのかはわかりませんが、ツバメのようなちっこい脳ミソにもちゃんと記憶の力があるんだ〜と驚かされます。

そんなこんなで何とか数匹を巣だたせて母の役目がやっと終わったところです。

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急に自分の時間が戻ってくると何をして良いのか手持ちぶさたになり、でドラマを探していたら「ルーズベルトゲーム」という過去のドラマにどっぷりはまってしまいました。

小さな会社が大企業の思惑に飲み込まれ、倒産寸前の危機になりつつも諦めずに奮闘する、そしてその会社が持っている野球部も廃部の危機になりながらも、その大企業の野球部に戦いを挑んでいく、逆転ホームランの物語です。
なんやら「倍返しだ!!」の半沢直樹ドラマの匂いがするなぁと思ってたら原作者が同じ、池井戸潤さん。池井戸潤さんの話は必ず最後に善は勝つのでどんな苦境でも安心して見てられるから良いわ。

大切なものは金じゃない、人なんだという話は半沢より数段おもしろかったし、半沢の時は「さすがにないやろ、そんなことは」というシーンもあったが、ルーズベルトゲームにはリアリティーがあった。

だいたい日本人はこういう「小が大に立ち向かい、諦めずに何度も挑戦する」勧善懲悪ストーリーにはDNAが呼び覚まされるようです。
私くらいの年になると、また企業や組織にいると、不条理なことを不条理だと思っても「仕方ない、それが社会だ」とすぐ諦めてしまう。
昔はトラブルにぶち当たっても、「負けるもんか!! 逆境にこそ燃える私!!」と立ち向かう強さがあったけど、いつしか苦しい山を乗り越えるパワーがなくなってしまった。
我が息子など、壁にあたればすぐ逃げて別の道に行こうとする。 そんな生き方ではやっぱりあかんのや、投げたらあかん、と久々に思い直せるそんなドラマでした。
野球オンチ、野球全く興味なしの私が必死で応援し、勝ったら声を上げて泣いてましたよ。 たかがドラマなのに。しかもドラマ嫌いなのに。

私もまだまだ頑張ろう!! と思い直し、取り合えず夜ご飯を作ろうと冷蔵庫を開けると、真正面にどーん!とデカイ袋が入っとる。
なんやこれは?と見てみると袋には「プロテイン」と書いてある。
ゲーム三昧の息子に「何やの?」と尋ねたら
「プロテインやん」
「だからなんのために?」
「筋肉つけるため」
「筋肉て、運動せえよ」
「手っ取り早くつけたい」
「筋肉つけて何を目指すんや」
「目指すって?」
「アンタはどこを目指してんのや」
「8月29日」
「は?」
「海行くし」
「へ?」
「かっこいい肉体美かな」
「…」

努力もせず、しかも1ヶ月足らずで筋肉をつけようとする泥縄、プロテインで筋肉作りとは、あ〜情けない!!

今、子育て中のお母さんたちに声を大にして言いたい。
小さい時からスポーツをさせないといかん。試合に負けても「次に勝つんだ!」と、目標に向かい合う姿勢、へこたれない根性、何度も挑戦する向上心はスポーツから生まれるんだよ(きっと)。
あなたは「プロテインで筋肉つけよう」などという息子を育ててはいけません!!
ツバメだって飛ぶ練習を何度もして、ちょっとずつ飛距離を伸ばして、「これだ!!」という上昇気流に乗って巣だっていくんです。
学校で飛び交うツバメを見ながら息子を思い、「あんたらの方が偉いわ。筋肉も自力でつけてるもんなぁ」とつぶやいている私…。
現実はドラマのようにはいかず…。
なんだかモヤモヤするんだよ〜っ!!という毎日でございます…

posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ

2015年05月01日

2015年5月

ゴールデンウィークも何もせぬまま終わろうとしています(泣)。

世間は温泉だの海外だの北陸新幹線だのと、よろしいなぁ…お出かけニュースを見る度に どこも行かない自分に焦り、うらやましく思い、渋滞のニュースを見ては「ほれ見ろ、連休中に動くからじゃ」と、自分を慰めてる次第。
でもさすがに最後の今日ぐらいどこか行かねば何もイベントがないままに寂しく連休が終わってしまうやんか、と焦ってる訳です。

とはいえ、決してグウタラしてたのでもなく、土日は母の介護、月曜日は伸び放題の金木犀と蝋梅をバッサバサに切り、草引きもして、冬服や敷物などを洗濯しまくり、火曜は持ち帰りの仕事をしながら 掃いた尻からバラバラ落ちるサクランボ掃除をしてたので、アッというまに連休も終盤になってしまったって感じ。
しかも連休前に重度の肢体不自由の生徒を持ち上げてトイレ便座に座らせる介助をしてる最中、背中の右側の筋がコブラ返りを起こし、抱えてる生徒を放す訳にいかずコブラ返りのまま耐えてたもので、生徒を車椅子に抱えて戻した後も どう回してもヒネっても痛みが取れず、さらに治らぬ中でいろいろとやったもんで未だにスッキリしない。腰をひねるたびに「アイタタタ」とか「ウヘッ」とか情けない声が出る始末。悲しい連休…。

でも、和室の窓まで枝が迫って圧迫感ハンパなかった金木犀がスッキリしたので、ちょっと嬉しい。狭い庭に光がさし、窓の傍で外を眺める猫が金木犀の上を見上げてる姿に、私も寝転んで同じように見上げ、「ああ、空は青かったんだんだよね」と猫に語ってると、何とも幸せな気分になる。 50を過ぎた主婦の幸せなんてこんなささやかなもんなんですよ、ホントかわいそう。

せめてなんぞ美味しいものでも作ろうと思って冷蔵庫を開けるが、なんもない。
買い出しに行くとどこもかしこも焼き肉フェア。ゴールデンウィークは焼き肉がメジャーらしい。
すぐ近くの川でも点々とバーベキューグリルを広げた家族連れや若者達がいい匂いをさせて肉を焼いてる。
匂いだけでご飯3杯はいけそうな煙。しかしゴールデンウィーク明けには川岸はゴミ三昧。
片付けて帰れよ!! 川で網を洗うな!! マナーを守れぬ奴らは接岸禁止じゃ!!と車で走りながら窓がきっちり閉まってるのを確認して叫ぶ(小心者)。
他人の楽しみを妬んでいては自分が歪みそうなので、さすがにこれではイカンと、痛い腰をさすりながら子どもに「ランチ行こ!たまには一緒に付き合ってよ」と誘いました。
「俺、3時からバイトやし無理」と言う息子に
「ランチやから3時には間に合うやんか、行かないなら猫をお風呂入れてもらうで」と脅し、
「やだ〜…ぐうたらゴロゴロしてたい」と汚い部屋で寝転びながら言う娘に
「そのグウタラ姿を写真に撮ってネットに載せてやる」と脅し、
気乗りしない2人を連れて近くのベーカリーレストランに出掛けました。
以前から行きたいと思ってたレストランは、着いたら45分待ち。
常に泳いでないと死ぬ回遊魚のような性格の私が45分もじっと座って待つなんて無理。
「別のとこ探そ」と言うと娘が
「こんな日の昼時に予約せずに行ってもどこも無理やって。名前書いておいて、その45分の間に買い物を済ませて戻れば丁度呼ばれる時間になるし、効率的やん」
と言うので、その案に乗りました。
近くのスーパーでしこたまお菓子を買わされてレストランに戻ると「次にお呼びします」とジャストタイミング。
ところが! 客は3、4組会計を済ませて出て行ったのにちっとも呼ばれない。見渡せば空席が5つもあるぞ!お腹も減ってイライラ度140%。今か今呼ばれるかと待ってても気配なし。
「どないなっとんねん」と店員を見ると優雅にお喋りしとる。
「空席あるやろが! あんたらの頭も連休中かいっ、働かんかいっ!」
とボソボソ聞こえぬようにつぶやく。
娘が「やめてよ、もう。堪え性ないんやから。あんた教師やろ?」と言う。
「職業関係ない。客を待たせてしゃべっとるとは何や、教育がなってない!」
「別にええやん。夜まで待たされる訳やないし」と息子はお気楽。
ひとしきりお喋りが終わった店員がやっと名前を呼んでくれて席につきました。
しかし席に着いてもなかなかメニュー持って来ない。
「どないなっとんねん、この店!」イライラ160%。
やっと水とメニューが来て、店員がたいそうな説明をしてくれる。ランチメニューは、海の幸のスパゲティかピザか近江鶏肉のグリル何とかソース添え、の3種の中から選び、パンとサラダとスープとソフトドリンクがバイキング形式でつくらしい。
娘と息子はスパゲティを、私は鶏肉を注文してしばし待つ。来ないよ!!
仕方ないし、先にサラダとスープとコーヒーとパンを取りにいく。パンは薄く薄〜くスライスしたレーズンパン、胡桃パン、フランスパン、小さな丸いチーズパン、紅茶パン、など6種類ほど。一枚ずつ取り、席に戻って食べる。
スープもサラダもパンも食べ終えても来ないよ、メインが!仕方ないからもう一回バイキングコーナーへ行き一通り皿に盛る。
2回目も食べ終えてしまっても、まだメイン来ず。
さすがに子どもたちまで「何なん、この店、回転悪すぎ。もうお腹膨れてきたわ」
と文句を言い始めた頃にやっとメイン登場。
娘「海の幸のスパゲティって、海の幸、海老だけや」
私「その透き通ってるの、イカやろ?」
息子「そやろな、海老だけで海の幸なわけない」
娘「これイカちゃうわ、玉ねぎや」
息子「ナイわ〜…」

私の鶏肉はというと、 皿デカイのに鶏肉悲しいサイズ…。いいけどさ、もうパンだけでお腹いっぱいになってたし。

結局3人でお会計4,500円也。
満腹だけど満足感なし。でもイライラは収まりました。

店を出て子どもたちに「悪かったな、無理に付き合わせて」と言うと、「まぁそんな時もあるわ。当たり外れはあるもんや」と冷静なものでした。

家に戻り、「さあ、猫をお風呂入れるし手伝ってや」と言うと
息子「え〜っ!?、行っても行かなくても結局お風呂入れなあかんのか!」
と予想外とでも言わんばかり。
「行かなければアナタが入れる。行けば私が入れるのをあなたが手伝う。大いに違う」と言うと
息子「あ、バイト、間に合わへん」と逃げる。
私「まだ1時間あるやん、充分できる」
息子「連休最終日やし、早めに行かなければ。後はよろしく〜」
娘「は? 私!? なんで今なん。食べた後1時間くらいゆっくりしたい」
聴く耳持たぬ私は猫を担いでお風呂場へ。

「もぉ〜っ、母さんほんまイラチ(気が短い)やし!」との娘の文句は、シャワーをかけられギャーギャーわめく猫の声に消され、隙を見て必死で風呂場から逃げ出したズブ濡れの猫をワーワー言いながらタオルを広げて追いかけ回す娘の姿に笑いが止まらず…。

こういう 何気ない光景がいいんだぁ。旅行だけが休日の過ごし方じゃないし、世間を気にすることないやとほっこりした幸せを感じる私なのでした。

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posted by 安楽満 帆志 at 00:00| Comment(0) | エッセイ